「経営者は"100億円の事業"ってよく言うが…」「新規事業に関わる人全員」が絶対に知っておくべき"そもそもの大前提"
「新規事業への目標設定」というテーマを考えるにあたって、前提として知っておいてほしい真実があります。
それは、新規事業はそもそも単体では「100億円になんて届くはずがない」という厳然たる事実です。
新規事業は単体では「100億円に届くはずがない」
新規事業とは、最も成功させたときに、どのくらいの売り上げと利益を企業にもたらすことができるものなのでしょうか。
その観点で、新規事業に携わる経営者が知っておくべきベンチマーク数値があります。それは「グロース上場企業」の成長曲線です。
グロース上場企業といえば、裸一貫、ゼロから立ち上がった数ある新興企業の中でも「最も優秀に」新規事業を成長に乗せられた企業といっても過言ではありません。
そんな、グロース上場企業の成長曲線を見れば、日本の新規事業の「最高峰のパフォーマンス」を知ることができます。
はたして、最高峰の成長曲線とはどのくらいの規模にのぼるものでしょうか。
2024年にグロース市場に上場した新興企業が、創業から上場までにたどった売り上げと利益の平均値を出し、データの足りない部分は推定も含めてモデル化したデータがあります(2025年、アルファドライブ作成)。
詳しくは『新規事業の経営論』の中で解説していますが、それらのデータを見てわかる「グロース上場企業の平均値の真実」、それは「創業から上場まで10年」そして上場時の「売り上げは30億円」「経常利益は3億円」「成長率は40%」になります。
これが日本の新規事業における「最高パフォーマンス」であり、新規事業が目指す数字の「相場感」でもあります。
それでは、この数字は「どんな意味を持つ数字」なのでしょうか?


















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