アップルCEOがポケモンやバンダイナムコ訪れソニーやTDKと横浜で会談したスケジュールから日本のコンテンツと部品技術と市場を重視する理由が見えた

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ティム・クックCEO
3年ぶりに日本を訪れたアップルのティム・クックCEO。多忙な彼のスケジュールから、アップルが日本に何を期待しているのか考える(写真:アップル)
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9月下旬から10月初旬の2週間、めぐり合わせもあって3人の世界的IT企業のCEOに直接お会いする機会があった。アップルのティム・クックCEOと、OpenAIのサム・アルトマンCEOと、Even Realitiesのウィル・ワンCEOだ。ガジェットの取材を続けているが、こんなVIPと接近する機会はさすがに珍しい。間近に見た彼らの来日スケジュールから「彼らが日本に何を求めているのか?」を考えてみた。

来日したアップルCEOはどこへ行き、誰と会ったか?

海外取材に行くと、日本円の弱さに途方に暮れる。シリコンバレーではランチで40ドル(約6000円)なんてこともよくある。

日本のGDP(国内総生産)は今年インドに抜かれて世界第5位になる。1人あたりGDPは2024年現在世界36位で、OECD加盟国中では24位と、もはや先進国の中では貧しい国になりつつある。今後さらなる高齢化の進行による労働人口減少により、この事態はますます進行していくと予測されている。

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