日本企業の大問題「新規事業は生まれるけど、全然大きくならない」の処方箋
誰にでもできる「再現可能な新規事業の手法」として前作で解説した「顧客起点の新規事業開発手法」は、この5年で数えきれないほどの新規事業を生み出し、その手法の汎用性については、確信に変わりました。
18年に創業した株式会社アルファドライブは、25年現在、創業から7年が経過しています。
これまでに230以上の日本を代表する企業と、24道府県を超える地域経済の中で新規事業創出のプロジェクトを推進。前作で解説した顧客課題起点の新規事業手法を核とする支援を重ね、創出に携わってきたプロジェクト数は累計2万3000を超える規模にのぼってきました。
いまでは、本当にたくさんの「ただのサラリーマン」が、この日本のどこかで、毎日のように、涙を流すほどのシーンとともに顧客課題に対峙しています。
そして、その熱狂から、次々と革新的な新規事業が生み出されています。
「サラリーマンに新規事業なんてできるわけがない」
かつてよく囁かれた「サラリーマンに新規事業なんてできるわけがない」という意見は、いまではすっかり影をひそめました。
顧客課題の現場で、そして時に経営者と対峙する空気の張り詰めた会議室で。涙を流して覚醒する社内起業家と、その彼らによって大きく変わりはじめた企業や地域を毎日のように目にするようになってきました。
この5年の間で、新規事業・イノベーションの世界全体も、大きく進化を遂げました。
24年9月にはイノベーション・マネジメントシステムの国際認証規格である「ISO56001」が発行されています。
イノベーション・マネジメントの分野でISOという国際基準が発行されたということ。それは、イノベーションという、ひと昔前には「魔法のような」プロセスだった仕事が、もはや再現が可能で一般的な「手順」になったということです。
ついに「誰でもイノベーションを生み出せる」そんな世界に到達したのです。





 
         
         
         
        
       
           
           
          
         
          
         
         
         
         
        












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