シニア転職で女性が圧倒的に有利なワケ。専門家「スキル、年齢が同じなら採用されるのは100%女性」
「スキルや経験、年齢が全く同じで、男女という性別だけが違ったとしたら100%女性が採用されると言ってもいいと思います」(同)
これまでBEYOND AGEに登録したシニア世代の女性たちは、ほぼ全員が再就職や独立に成功。
市原社長との一度の面談で「私、やってみます」と決意し、「うまくいっています。ありがとうございました」と報告をくれる女性も多いという。
人脈を生かし「リファラル採用」されるパターンも
「1回きりのアドバイスでも女性はそこから何かを得て、自分の力で切り開く傾向が高い。社内だけではなく、社外の企業や地域住民との交流で幅広い人脈を持つ人も多く、『リファラル採用』で決める人もいます」
「リファラル採用」は社員の知人を紹介してもらい選考する採用の仕方で、最近注目されている。
「リファラル(referral)」は、紹介・推薦の意味。優秀な人材を低コストで獲得できるなどのメリットがあるとして、導入する企業が増えてきている。
「シニアの転職では、社外とのネットワークをいかに多く作っておくかも重要。人脈を広げておくと困ったときに助け合える。
女性は若いうちからプライベートも充実させていて、社外に広い交友関係を持っている人が多いようです」
一方で男性はというと……。
「出世のために上司との麻雀やゴルフ、飲み会ばかりに時間を費やし、そこでのキャリアが終わると何も残っていないという人も多い。会社に依存しすぎた末路の再就職や独立は、かなり厳しい結果になりがちです」
定年を迎えた後もやりがいを感じながら働きたい――。そう願うシニア世代の女性たちは変なプライドに縛られず、何にでも挑戦しようとする前向きな姿勢が評価されているようだ。
「女性は年齢を重ねても転職需要があります。どんどん社会進出をねらってほしいですね」
(ライター 浴野朝香)
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