キリスト教の真実 西洋近代をもたらした宗教思想 竹下節子著
日本は100年も前から西洋先進国が提供する“アーキテクチャー”の中でサバイバルし、経済的な発展と成長を目指し続けてきた。しかし日本人にとっては、この“アーキテクチャー”はキリスト教という特殊な一宗教を初期設定として進化してきた生態系であり、グローバル化した現代はキリスト教に根を持つということがわかりにくい。
キリスト教なしにスタートしえなかった西洋近代が、進化するためにキリスト教の否定を必要としたのはなぜか。キリスト教を否定するイデオロギーはいつ、どのように生まれたのか。パリ在住の評論家が教義に内在する普遍主義の歴史的連続性を読み解き、現代社会の底流にある設計思想・根本概念を探求する。
ちくま新書 924円
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