【ホンダ「プレリュード」復活で再燃!?】セリカやシルビアなどの国産からBMWやベンツなどの輸入車まで、昭和に流行したデートカー文化を追想

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ホンダの新型プレリュード
ホンダの新型プレリュード(写真:本田技研工業)

以上、今では名車と呼ぶべきデートカーをいくつか紹介したが、これらの後継となるのが、ホンダの新型プレリュードだ。6代目となるこのモデルでは、ワイド&ローというスポーツモデルの定番的シルエットを踏襲。大空を滑空する「グライダー」をイメージした外観デザインや、翼のように外側へ広がるヘッドライト上部のマルチファンクションライトなど、最新装備も融合。古臭さを感じさせない現代的なテイストを盛り込んでいることも特徴だ。

また、「シビックe:HEV」で定評のある2.0L・4気筒エンジンと2モーター式ハイブリッドのe:HEVシステムをマッチング。最近のハイブリッド技術「S+シフト」も投入することで、新世代の「電動スペシャリティカー」という新ジャンルを打ち出している。

とくに、ホンダS+シフトは、メカニカルな変速機構を持たないe:HEVながら、ステアリングに備わるパドルシフトの操作を行うことで、まるで有段ギアを変速したようなリニアな変速レスポンスを味わえることが魅力。ICE(内燃機関)のスポーツカーに近い軽快な走りを楽しめる。一方で、ドライブモードには、快適性重視のコンフォート・モードも用意し、マイルドな出力特性や燃費向上に貢献。助手席に座る大切な人と、快適で余裕あるクルージングを楽しむことも可能だ。

新型プレリュードは受け入れられるのか

東洋経済オンライン「自動車最前線」は、自動車にまつわるホットなニュースをタイムリーに配信! 記事一覧はこちら

新型プレリュードのターゲットは、おそらくバブル期を知る筆者のようなシニア世代がメインなのは間違いないだろう。また、近年、やや増加傾向にあるといわれる若い世代のスポーツカー好きにも、注目している人は一定数いるかもしれない。これらの層が、ホンダの提案する新基軸といえるこのモデルに対し、果たしてどんな反応を示すのかが興味深い。そして、かつての名車たちのように、一時代を築く「令和のデートカー」となるかどうかに注目だ。

この記事の画像を見る(99枚)
平塚 直樹 ライター&エディター

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

ひらつか なおき / Naoki Hiratsuka

1965年、福岡県生まれ。福岡大学法学部卒業。自動車系出版社3社を渡り歩き、バイク、自動車、バス釣りなどの専門雑誌やウェブメディアの編集者を経てフリーランスに。生粋の文系ながら、近年は自動運転や自動車部品、ITなど、テクノロジー分野の取材・執筆にも挑戦。ほかにも、キャンピングカーや福祉車両など、4輪・2輪の幅広い分野の記事を手掛ける。知らない事も「聞けば分かる」の精神で、一般人目線の「分かりやすい文章」を信条に日々奮闘中。バイクと猫好き。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
自動車最前線の人気記事