「東京ジャイアンツタウン」が目指す地域との関わり方 2年後の完成に向けた現在の取り組みを聞いた
具体的には、未就学児から小学校の低学年、中学年くらいまでの子供たちに、プロの選手やコーチからスポーツの手ほどきをしてもらう。走り方やボールの投げ方など、やっぱり子供たちってプロの選手に言われたことがきっかけになって、スポーツへの興味がかき立てられたりしますよね。そういう環境を作れれば」(梅崎氏)


地域の方々の人生に寄り添い続けたい
まちづくりの一環として、近隣の学校などと協力した活動も視野に入れているという東京ジャイアンツタウン。具体的な活動イメージを描きつつ、その際に留意すべき点も挙げている。
「気をつけているのは、にぎわいを創り出すことが、地域にとっては必ずしも歓迎すべきことではない場合もあるということです。騒音や渋滞などの問題も出てきますしね。地域の方々に受け入れていただくためには、『自分たちの街には、東京ジャイアンツタウンがあるんだよ』と誇りに思っていただけるようにならなければいけません。そのための取り組みとして、例えば稲城市内の小学校の運動会や課外活動でグラウンドを使ってもらったり、ジャイアンツアカデミーのコーチが野球をやっている児童たちの指導をしたり……そういった活動は少しずつ始めています。
スポーツだけではありません。例えば、幼稚園、保育園のお散歩に球場を利用してもらったり、芝生で走り回ってもらったり。あと、現在も行っているのですが、小学生に描いてもらった絵をコンコースに飾ったりもしています。ダンスなどパフォーマンスを披露する場にもできますし、いろいろな目的で利用していただければいいなと考えています。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら