「ユニクロのジャケット」で営業先に行くのはNG? 迷った人に欠けている視点

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TPOの解像度を高める視点は、「ジャケットが3種類に分類される」という理解です。スーツジャケット・ビジネスカジュアルジャケット・オフィスカジュアルジャケットです。スーツジャケットについてはイメージできると思いますので、ここではビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違いについてお伝えします。

左から、スーツジャケット・ビジネスカジュアルジャケット・オフィスカジュアルジャケット(写真:筆者撮影)

感動ジャケットのように、ビジネスTシャツで合わせられるものはオフィスカジュアルと呼ばれ、オンオフ兼用可能なジャケットです。一方ビジネスカジュアルは、スーツに近い構築性を持ちながらも、ビジネスTシャツなどの襟がないトップスで崩せるジャケットですが、休日に羽織るには印象が堅すぎます。

「ユニクロだからNG」ではない

「ユニクロ感動ジャケットは商談にふさわしいか?」という議論に、唯一の正解はありません。重要なのは「TPOを読む力」です。ビジネスファッションの自由度が増した現代だからこそ、相手や案件の規模に合わせ「最適な服を選ぶ判断力」は、営業スキルの一部と言えます。

もちろん条件面も含めた取引ニーズが合致していれば、本来こちらの服装と商談の成果は関係ないとも言えますが、相手も人間だからこそ「影響はある」と考えた方が賢明なのではないでしょうか。ユニクロだからNGという議論ではなく、相手やシーンに合わせて選べるかどうかが問われています。

森井 良行 ビジネスマンのためのスタイリスト

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もりい よしゆき / Yoshiyuki Morii

その違和感を、言葉で可視化する。著書『38歳からのビジネスコーデ図鑑』(日本実業出版社)など5冊。MENSA会員。

公式サイト「エレカジ」(https://www.elegant-casual.com/cases)では、80件を超えるコーディネート事例を公開。

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