「明日の会議は10時から。」 これがパワハラ!? スタンプ返信・既読スルーはNG? 知らないとマズい「ビジネスチャット」の今どきお作法
同調査によると、Z世代が不快(「冷たい」「高圧的だ」)に感じる表現がある。
(2)絵文字や感嘆符が一切ない文章(同47.8%)
(3)「はい」「いいえ」のみの短い返信(同43.7%)
さらに次の表現も地雷だという。
(5)「至急」「本日中」の多用
(6)リアクションがつかない
私見を書こう。これら6つの地雷表現を見て、私は次の表現は気をつけたいと思った。
(3)「はい」「いいえ」のみの短い返信
(5)「至急」「本日中」の多用
そして、これが独特の文化であれば、受け入れたいと思ったのが、次の表現だ。
(6)リアクションがつかない
感情表現の乏しさを「人間味の欠如」と受け取る。結果として上司を「冷たい人」「高圧的な人」と判断してしまうのだ。
質問に対して質問で返すのはNG
一方、ビジネスチャットと関係がなく、一般的なコミュニケーション(メール含む)でも常識的にやってはいけないと思ったのが次だ。
おそらく、次のようなやり取りのことだろう。
部下:「明日は会場のエントランスに、9時30分集合でよいですか?(絵文字)」
上司:「君はどう思うんだ」
たしかに、こんなメッセージが上司から送られたら、プレッシャーを感じるかもしれない。面と向かって話したら、そうでもないかもしれないが、チャットだと「冷たい」「高圧的」と受け取る人もいるだろう。
Z世代だけではない。ある33歳の中堅社員が興味深い体験を語っていた。
「新卒で入った会社のグループチャットが地獄でした」
「上司から連絡が来たら全員が『承知しました』と返信」
「スタンプを送った先輩は、課長に叱られました」
彼の会社では、課長が厳しくルールを決めていた。「了解」は失礼だから使うな。スタンプもダメ。必ず「承知しました」「かしこまりました」と返信しろ、と言われていたという。
そのグループチャットには25人ほど参加していたので、課長が何か連絡事項を入れるたびに、全員が「承知しました」と返す。誰かがチャットで連絡するたびに「承知しました」という文字がスマホの画面を埋め尽くすため、誰のメッセージの「承知しました」なのかが、だんだん分からなくなるという。
この中堅社員が面談すると、半分以上の新卒社員が「グループチャットが地獄です」「抜けさせてください」と嘆願されるという。
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