1位沖縄、2位鹿児島、3位福岡…インフル流行地の意外な特性――感染拡大が冬だけじゃなくなった"根本原因"と"対処法"《医師が解説》
かつてインフルエンザといえば、真冬に流行する感染症の代表だった。ところが、近年は夏の流行が珍しくない。夏のインフルエンザの流行を考察するに際し、筆者が注目するのは流行地域の特性だ。
流行地域にはある「特性」があった
下の図は都道府県別の人口当たりの訪日外国人宿泊者数を示す。
感染者数が多かった沖縄県、長野県、京都府、福岡県が上位に位置するのがわかる(※外部配信先では図を閲覧できない場合があります。その際は東洋経済オンライン内でお読みください)。

また、下の図は人口当たりの訪日外国人宿泊者数と、前回の9月12日に発表された、定点当たりのインフルエンザ感染者の関係を示したものだ。相関係数は0.38。弱い~中程度の相関と評価される。

なぜ、インフルエンザ感染者数と外国人旅行客数が相関するのか。それは、インフルエンザが地球規模で循環しているからだ。
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