【9月12日正式発売、ベーシックグレードは269万9400円】航続距離295km達成、ホンダの新型「N-ONE e:」で軽乗用EVの未来を占う
エクステリアには、ガソリン車と同様に、「丸(ヘッドライト)・四角(サイドフォルム)・台形(後部デザイン)」といった初代N360の基本構成を踏襲。これらを現代風にアレンジした外観デザインで、ホンダではこれを「タイムレスデザイン」と呼んでいる。とくに、EV版のN-ONE e:では、ガソリン車と比べ、全体的により軽快ですっきりとしたイメージを加味する。
また、ヘッドライトはどちらも丸目2灯式だが、N-ONE e:ではハイ/ローのヘッドライト周辺に位置するリングライトに切れ目を追加。N-VAN e:のe:FUNグレードと同じで、人の瞳のように見える効果を狙った演出だ。切れ目の入り方こそ異なるが、顔つきの演出自体はN-VAN e:と同じ手法を採っている。

フロントグリルには、これもN-VAN e:と同じく、ホンダ車のバンパーをリサイクルした「バンパーリサイクル材」を採用。ブラックをベースに白や青、赤などの点模様が入った仕様になる。グリルにはほかにも、右側ヘッドライト横に普通充電の充電口を配置。また、グレードに応じて左側には急速充電の充電口も設定できるようになっている。
ガソリン車と同サイズのボディ

なお、N-ONE e:のボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1545mm、ホイールベース2520mm。ガソリン車N-ONEの2WDと同じサイズで、ガソリン車4WDの場合は、全高のみ25mmほど高くなる。N-ONE e:のライバル車といえる日産自動車(以下、日産)「サクラ」のボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1655mm、ホイールベース2495mm。サクラのほうが、やや背が高く、ホイールベースも少しだけ短いが、両車はあまり変わらないサイズ感だといえる。このあたりは、そもそも車体の規格が厳しい軽自動車だけに、ガソリン車や他メーカーと比べても大きな違いは出にくい点といえるだろう。
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