"そっくりさん系"ものまね芸人はなぜ危ういのか? 橋幸夫さん通夜で「RYO炎上騒動」が起きた必然

9月4日に肺炎で亡くなった歌手の橋幸夫さんの通夜が9日に営まれた。多くの著名人や一般人が参列する中で、金髪にサングラス姿のEXILEのATSUSHIらしき人物が現れた。
この人物はマスコミの取材に応じて、自分はATSUSHIではなく、ものまね芸人のRYOであることを告白した。しかも、生前の橋幸夫さんと会ったことはあるが親交はないと語った。
その後、彼は通夜に参列した自身の写真と動画をXに投稿。「報道陣関係者の皆様に勘違いをさせてしまい大変申し訳ございませんでした」と書いていたものの、不謹慎で非常識な行動に批判が殺到した。その後、彼は再びXで謝罪文を発表した。
ATSUSHIに対しても非礼な行為
葬儀の場で売名行為をするということ自体が、人の道を外れた行いであると非難されても仕方がないものである。故人を悼む厳粛な場所で写真や動画の撮影をしているのもおかしい。
ものまねの格好で参列をするのは故人や遺族への礼節を欠いているうえに、ものまねの対象であるATSUSHIに対しても非礼な行為である。1人の大人として信じがたいほどの暴挙であると言っても過言ではない。
この件に反応したのが、TBSの人気番組「水曜日のダウンタウン」を手掛ける藤井健太郎プロデューサーだった。彼はXでこの騒動に触れて「“そっくりさん系のモノマネ芸人、ヤバい説”は日々立証を続けております。」「歌マネや声マネなどと違い、ひとつも努力せずに売れてしまうことがあるため、そっくりさん系のモノマネ芸人にはヤバい人が多めに含まれているのは有名な話。」と投稿した。
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