"そっくりさん系"ものまね芸人はなぜ危ういのか? 橋幸夫さん通夜で「RYO炎上騒動」が起きた必然
この書き込みはSNS上で瞬く間に拡散していき、共感や納得の声が相次いだ。
ものまね芸人の中には、声や歌い方・話し方を似せるタイプと、外見を似せるタイプがいる。後者の場合、元の顔が対象者にある程度似ていれば、少し外見を整えるだけで「そっくりさん」を名乗ることができてしまう。
その手軽さゆえに一気に注目を浴びることができるが、同時に本人との境界が曖昧になりやすく、誤解やトラブルを招く危険性を常に抱えている。今回の騒動は、そうしたリスクが最悪の形で現実化した例だと言える。
お笑い芸人とは似て非なるもの
漫才やコントなどを専門にする「お笑い芸人」と、ものまねを得意とする「ものまね芸人」は、似ているようで全く違うものだ。お笑い芸人は自分自身の芸を磨いて観客を笑わせようとするものだが、ものまね芸人は既存の有名人に自分を似せることで観客を楽しませようとする。いわば、0から何かを生む人と、1から何かを生む人の根本的な違いがある。
お笑い芸人の間では「ものまね芸人は変わり者が多い」というのが定説である。表でも裏でも彼らがそのように言っているのを何回も聞いたことがある。
ものまね芸人は、すでに有名だったり、人気があったりする芸能人の知名度や好感度を利用して、自分の芸を見せる。そのため、ゼロから何かを生み出すお笑い芸人に比べると、見てもらうためのハードルが低い。



















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