Z世代の就活生の80%以上「TikTokで企業の動画を見ている」 の衝撃 新入社員が「想像と違った」で離職するのを防ぐSNS活用術とは

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スマホを使う就活生
TikTokが採用における大きなツールになっています(写真:metamorworks/PIXTA)
いま採用市場では深刻な人材難が続き、企業は多額のコストを投じても応募が集まらない状況に直面しています。そんな中、YouTubeやTikTokを活用した動画マーケティングの専門家で、「令和の虎CHANNEL」でもお馴染みの株式会社Suneight竹内亢一代表取締役は、若手人材を獲得するにはTikTokが効果的だと言います。
竹内氏の著書『知名度の上げ方 1年で10,000人のファンをつくる法則』から、一部を抜粋・編集してお届けします。

TikTokが採用における一大ツールに

千葉県・神奈川県・埼玉県など日本全国を飛びまわり、足場仮設・PC工事・鉄骨建て方を行う、とび・土工事業の起(おき)工業という会社があります。

僕たちは、起工業の採用を動画を使ってお手伝いをしています。

建設業は、「キツそう」「危なそう」「先輩が怖そう」などのネガティブイメージもあり、慢性的な人手不足に悩まされています。

そこで、SNSを利用して採用をうながしたいと、僕たちに依頼がありました。

起工業では、それまで月数十万円を採用費用に投じていたそうです。それほどのコストをかけても、月に3人採用できるときもあれば、3カ月間応募がないときもあり、月平均で1人採用できればいいという状況でした。

それがSNSでの施策を始めてから、毎月コンスタントに5~10人のエントリーがあり、応募者の半分は入社してくれるようになったそうです。

では、どのような動画をアップしたのか?

その説明をする前に、なぜ僕たちはTikTokを選んだのか、説明します。

実は就活をしている23年卒業予定の学生100名を対象に、「Z世代の就活生のTikTok活用実態」に関する調査(22年)をしたところ、とても興味深い結果が明らかになりました。

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