グーグル、アップル、マイクロソフトに就職する方法 ゲイル・L・マクダウェル著/村井章子訳
世界のトップIT企業の入社試験はどういう内容か。そこにもグローバルスタンダードはあるのか。本書によれば、エンジニアリング部門に限らず、誰にも理系の頭、つまり論理的思考力が必要のようだ。
応募者が膨大であり、1次面接に達するだけでも難しいという。在籍者などの紹介者があるといいし、SNSサイトでの公式グループに参加して面識を持ってもらうのも門口に至る一法とか。からめ手としては、インターンや契約社員でまず数年を過ごすのも考えたらと、元採用担当の著者はアドバイスする。
ただし、入社後もアントレプレナー志向が当たり前だけに、類似した地位で数年を過ごせば、逆に能力なしと見られるとも。いずれ自らスタートアップする前提での入社が普通なのだ。
蛇足ながら、本気でトップIT企業への入社を目指すなら、本書も翻訳書ではなく、少なくともまず原書で読みこなすぐらいの英語力は必須といえそうだ。
文芸春秋 1680円
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