溺れる人を助けようと夫は川へーー。"救助死"で夫を亡くした女性が訴える《水辺の危険と命の守り方》、水難事故は夏だけじゃない
そして万が一、溺れた人を見かけた場合は、夫のように装備もなく水に入って助けに行くのではなく、浮くものやロープを投げるなど陸上からできる救助を行いながら119番(海の場合は118番)通報をすることを忘れないでほしい。
水難事故が起きやすい時期が長期化
気象庁は9月1日、今夏(6~8月)の日本の平均気温が過去30年の平均値(基準値)を2.36度上回り、1898年の統計開始以降最も高かったと発表した。猛暑日の地点数も2010年以降の最多記録を塗り替えたという。気温の高い期間が長期化していると言える。
筆者が本稿を執筆している9月初旬も全国で気温30度を超える真夏日が続いており、開設の延長を決めた海水浴場もある。一般的に水のレジャーシーズンが終わるとともに水難事故も減るが、人々が水辺に行く期間が長くなることで、水難事故のリスクも増加する。
すでに来年以降も暑い夏になると言われており、「水の事故」の予防・啓発は年間を通じて続けることが必要だ。一人一人が注意することで、不幸な事故で生命を失う人がなくなるよう願ってやまない。
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