「なぜ、あの人だけ…?」年上に好かれない人・かわいがられる人の決定的な違い
また、「それって〇〇ということでしょうか?」と一歩踏み込んで理解を深めようとする姿勢は、顧客からの信頼残高を大きく積み上げていく。
この「それって」というフレーズは、会話を広げるだけでなく、話を深掘りしたいときに使える魔法の一言。相手の意図を汲み取り、会話の解像度を上げる力を持っている。
3.【メンター】への信頼を伝える話し方
メンターは、答えをくれる存在ではなく、気づきを引き出してくれる存在だ。
「あの時の一言が、今でも自分の判断軸になっています」
「少しずつですが、教えていただいたことが形になってきました」
「まだ結果は出ていないですが、続けてみようと思えているのは、〇〇さんのおかげです」
ポイントは、感謝の精度。
「ありがとうございました」だけで終わらせず、「何が自分に響いたのか」「どこに変化があったのか」まで伝えると、メンターとの絆が深まり、「この人の成長をもっと見届けたい」と感じてもらえるようになる。
それぞれの立場によって、伝えるべき内容も、響かせ方も変わってくる。
けれど共通しているのは、「相手の立場に立って言葉を選んでいるか」という一点のみ。その姿勢があるだけで、たとえ言葉が完璧でなくても、相手の心にはちゃんと届いていく。
年上が好む感謝の伝え方にはコツがある
年上の方との信頼関係を築くうえで、「感謝」をどう伝えるかは、想像以上に重要なポイントになる。
ただ一言、「ありがとうございます」と口にするだけでは、年上の心にはなかなか届かない。彼らが求めているのは、感謝の気持ちそのものというよりも、その伝え方に込められた誠実さや姿勢なのだ。