猛暑の夏、なぜ「エクシブ」が人気? "会員制ホテル"の知られざる利用実態と価格動向
施設や部屋のグレードによって変わるだろうが、宿泊料金はどれぐらいかかるのか。
「『エクシブ』の1人当たりの平均消費単価は1万9580円です(2025年3月期実績)。これは室料(ルームチャージ)に食事利用時の代金や付帯施設の利用も含んだ金額です。
お部屋の広さはスタンダードタイプで約40~50㎡、広いグレードでは120~130㎡あります。グレードによって室料の料金設定は異なりますが、利用人数を問わず室料は同一です。また、繁忙期の割増料金もないので、1年中いつでも同じ価格でご利用いただけます。
前提として会員権を購入いただいているため、お部屋代はリーズナブルに設定されています。近年はインバウンド需要もあり宿泊料金が高騰する施設も多いですが、よりご利用しやすい水準になっているのではないでしょうか」
約7割が館内で夕食を取る
夕食コースや朝食料金は2025年6月1日から価格改定(値上げ)された。施設や食事内容によって異なるので、興味がある人は公式サイトから検索していただきたい。
「各施設の夕食や朝食を楽しみにされている方も多く、夕食の喫食率は約7割となっています」

観光地の宿泊施設で“夕食を取る”率は全体でどれぐらいなのか。最近の調査データはないが、団体客が減り個人客が主流となって久しい。7割は高い数字だろう。
1泊2食スタイルは温泉旅館では定番だが、最近は温泉旅館でも素泊まりや1泊朝食付が増えている。ある旅館の経営者は「半分近いお客さんが館内で夕食を食べない」と話す。
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