《映画の年間興行収入を徹底比較》『国宝』『鬼滅の刃』で「25年の興収」は大盛り上がり!『天気の子』などで歴代最高の19年を上回れるのか?
では今年はどうなるか。夏休み中盤までの状況では、歴代最高年間興収更新への見通しは明るいようだ。
映画ジャーナリストの大高宏雄氏は「1〜7月の興収は、歴代最高の数字を上げた2019年の同期間と比べて遜色ないようです。8月も拮抗しているようです。ここを踏まえ、配給会社やシネコンの営業幹部の見立ても加味すると、今年は年間を通して歴代記録更新の可能性が出てきました。もちろん、これからの作品次第ですが、期待していいと思います」と分析する。
加えて、両年の大ヒット作の興収別本数の比較からも、今年はすでに2019年に迫っていることを示す。
「30億円超えの作品が、2019年は年間を通して20本(18年11月下旬~19年11月公開作)であり、今年は8月時点で16本。そのなかで、100億円を超えた作品は2019年は4本で、今年は現時点で3本。2019年は100億円超が3本あったディズニーの奮闘が記録更新の原動力でした。今年は周知のように『劇場版「鬼滅の刃」~』が突出していて、全体を押し上げています。『国宝』も含めて、この2本の今後の伸び方も注目したいところです」

『アナ雪2』など強者揃いの2019年を超えられる?
ただ、歴代最高だった2019年は、8月末以降にも大ヒット作が多かった。
『アナと雪の女王2』(133.7億円)をはじめ、『ライオン・キング』(66.7億円)、『記憶にございません!』(36.4億円)、『ターミネーター:ニュー・フェイト』(23.5億円)、『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』(26.5億円)、『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 』(22.4億円)のほか、10億円台のヒット作は8作に上る。
加えて、前述のように、コロナ前と後では、作品ごとのヒット規模が変わっている。2019年と比べて、2020年以降は全体的にヒットスケールが縮小している状況もある。
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