前妻との"卒婚"後、夢の24歳差婚→60歳で娘が誕生 「今は看護師の妻が大黒柱」と語る67歳、周囲に批判されつつも掴んだ"幸せライフ"

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海嶋さんはアルバイト代のほか年金も受給している。しかし、昨今の物価高には頭を悩ませているという。

「これから教育費もどんどん必要になりますし、それが課題ですね。計画的に貯蓄をしていかねばと思っていますが、僕は一度、子どもを大学卒業まで育てた経験をしているので、時代は違えど『これくらいでなんとかなるだろう』という感覚を掴んでいるのはメリットかもしれない」

娘にいつ「他の姉妹がいる」ことを伝えるか

今、海嶋さんが新しい家庭を築き7歳の娘さんがいることを「最初の(結婚時の)娘にはメールで伝えている」とのことだが、7歳の娘さんは父が再婚であることや、母親が異なる姉妹の存在をまだ知らないという。

「いつか話さなければと思っていますが、一体いつがいいのかなと悩んでいます。もしかするとそれが今一番の課題かもしれません」と考え込む。

「妻からは『早いうちに言った方がいい』とは言われているんですけどね」

娘さんは、自分のパパが他のパパよりも明らかに年上であることをどのように感じているのだろうか。

「娘が保育園時代、保育士の先生が『いつもお迎えに来ているのはおじいちゃん? パパ?』と尋ねていて、娘が『パパだよ!』と答えている場面に遭遇したことがあります(笑)。ちなみにその先生は、僕がその会話を聞いてしまったことを未だに知りませんが。そういうことはしょっちゅうあるので、娘も認識はしていると思います」

今は特に気にしていなくても、成長とともに「それはなぜなのか」と素朴な疑問を抱く日が来るはずだ。その時を「話すタイミング」として見るのか。それとも、疑問が湧く前の段階で話してしまった方が、スムーズに状況を受け入れられるのか。娘さんにとってのベストを、海嶋さんはずっと考え続けている。

後編『若い頃は激しく自己主張→子どもたちの歌声に感動 今では食事に洗濯、掃除までこなす「67歳、7歳児のパパ」は"2人目"にも意欲』では、海嶋さんが主婦の仕事についてリスペクトを感じる理由や、学童保育で得た思いがけない感動エピソードについて紹介する。

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宇乃 さや香 フリーライター

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Sayaka Uno

1982年北陸生まれ。大学卒業後、分譲マンション管理会社、フリーペーパー出版社、認知症対応型グループホームでの勤務を経験。妊娠・出産を経てフリーライターとして独立。生き方や価値観のアップデート、軽やかに生きるヒントを模索し、取材を続ける。

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