SNS時代でも「幸せに生きる人は目立たない」のはなぜ?派手さよりも重要なのは「選択肢がない状態」を避けることだった

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目の前にある幸せや今あるものの価値を大切にし、それを楽しむ工夫をしたほうがよほどいい人生なのだと思う。

さて、話を戻すと、ここでは世間でいいと言われている物に囲まれたり、世間でいいと言われている生き方なりをコピーするのではなく、あくまでも「自分スタンダード」における良質な人生を生きる、ということだ。

「これしかない」という状態を避ける

もちろんそういったことを考えるにはそもそも論として自分にとっての幸せとは何か、反対に言うと自分にとってストレスの少ない状況とはどんな状況なのか、なりを理解しておく必要がある。

例えばストレスの少ない状況とはどんな状況かというと、さまざまな物事において自分にとって現実的な選択肢を複数持てている状況だ。

職業上の選択肢しかり、食べる物の選択肢しかり、大小さまざまだが、多くのことに当てはまる考え方としてはそれで十分であろう。

食べるものや、着る物にしても「これしかない」という状態が継続するとストレスがたまるというのは簡単に想像ができるだろう。

そういった日々の小さなことだけではなく、キャリアオプションを含め人生におけるより大きな物事についても同様なのだと思う。

将来的な職業上の選択肢を複数持てるように、あえて人と違うことに挑戦し、一定の成功をしたらまたあえて新しい環境に飛び込んでリセットしてまた挑戦。

そんなことを繰り返してキャリアアップをしてきたことは本連載でも何度か紹介させていただいた。

そしてその際も「将来的に自分にとって現実的な職業上の選択肢を複数持てること」を重要視し、反対に「これしかない」「これしかできない」ような、つまり職業上の選択肢を狭めるような状況を避けるべく都度進むべき道を選択してきた、としている。

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