北野武さんのベンツなど28台に乗ってきた"クルマ大好き"な会社員がたどり着いた《消防車を自家用車に改造》した「究極の愛車」

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「祖父の家の片づけに来てくださったのは、東日本大震災で被災された方々でした。お話をうかがうと、『私たちは、阪神・淡路大震災で被災した人たちに助けてもらったんです』とおっしゃっていたので、少しでも恩返しできたらなと。

私自身、祖父の家が被害を受けて、被災者の大変さや現地のニーズを自分ごととして考えられるようになったので、せっかくこんな車を持っているんだし、現地でできることがあるんじゃないかと思いました」

うつみさんは静岡市清水区(2022年9月)を皮切りに、自然災害で被害を受けた秋田県五城目町(2023年7月)、石川県能登町(2024年1月)、山形県鮭川村(2024年8月)でボランティアをしてきた。消防車で向かい、支援物資や生活用水の配布、使えなくなった家財道具の運搬、泥のかき出しなどを行ったという。

●●●では、持ち込んだ高圧洗浄機で泥をかき出す作業を行った(写真:うつみさん提供)
山形県鮭川村では、持ち込んだ高圧洗浄機で泥をかき出す作業を行った(写真:うつみさん提供)

「消防車は『働くための車』ですからラフに扱えるし、傷がつくのも気になりません。能登半島地震のときには、名古屋市上下水道局緑営業所にお願いして生活用水を分けていただき、11時間かけて運びました。消防車の高圧ポンプを外したおかげで、たくさんの荷物を積んで運搬できるんです」

能登半島地震の被災地には水を1500L運搬できた(写真:うつみさん提供)
能登半島地震の被災地には水を1500L運搬できた(写真:うつみさん提供)

うつみさんがたどり着いた「究極の車」

28台もの車を所有してきたうつみさんだが、実は一番長く乗っている車が、この消防車なのだという。

「欠点といえば、座席のリクライニングができないことと乗り心地が硬いことくらい。でも、それも消防車に乗る醍醐味だと思っています。遊園地のアトラクションに乗っている感覚なんですよね。最小回転半径4.1mと軽自動車ぐらい小回りが効きますし、燃費も10km/Lでベンツよりいい(笑)。いいことしか思いつかないですね」

消防車は車好きのうつみさんがたどり着いた「究極の車」なのかもしれない。

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【写真を見る】19台のベンツを含め28台の車に乗ってきたうつみさん。費やした総額は「億いかないくらい」という。【うつみさんが所有してきた高級車の写真も】
横山 瑠美 ライター・ブックライター

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よこやま るみ / Rumi Yokoyama

鹿児島県在住。印刷会社を経て、2017年にブックライターとして独立。ウェブメディアや雑誌ではビジネス、事業承継、地域、医療・健康、SDGsなどのテーマで執筆。

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