電話も撮影もAIが先回り支援するPixel 10シリーズ登場。通話時に予約メールを表示、撮影はGeminiが構図を指導
ハードウェアも大幅強化された。ドーム型ディスプレイ「Actua 360」は画面10%拡大、ピーク輝度3000ニトを実現した。バッテリー駆動は41mmモデル30時間、45mmモデル40時間に延長された。15分充電で50%回復する。日本初の心電図機能に対応し、Watch 2、3もアップデートで対応する。SuicaとPASMO両対応で定期券も使える。
Pixel Buds 2a:耳元でAIアシスタント
Pixel Buds 2a(2万3800円)は音声処理専用Tensor A1チップでGeminiとシームレス連携する。「近くのレストランを探して」「家族旅行のアイデアを」といった複雑な質問にイヤホン装着のまま回答を得られる。

Aシリーズ初のアクティブノイズキャンセリングは初代Pixel Buds Proの1.5倍の性能を実現した。バッテリーはANC ONで7時間、ケース込み20時間持つ。マルチポイント接続で複数デバイス間の切り替えもスムーズだ。Find My Device機能で紛失時も安心だ。
グーグルは為替状況や部品調達コストを総合的に考慮し、主要モデルの価格を前年から据え置いた。日本を「非常に重要な市場」と位置づけ、ユーザーの声を製品開発に直接反映させる姿勢を鮮明にしている。7年間のソフトウェアサポート保証も継続し、長期利用を前提とした製品設計を貫いている。
アップルが高価格帯で圧倒的シェアを持つ日本市場で、グーグルは望遠レンズという「当たり前の機能」を基本モデルに搭載し、AIによる「新しい体験」を12万8900円から提供する。基本モデルに3眼カメラを載せるかどうか、そんな細かな判断まで日本のユーザー調査で決める。グーグルの本気度が製品の細部に現れ始めている。
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