電話も撮影もAIが先回り支援するPixel 10シリーズ登場。通話時に予約メールを表示、撮影はGeminiが構図を指導

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「Gemini Live」の画像認識機能も強化された。観光地でカメラを向けて「この場所の歴史を教えて」と話しかけると、AIが場所を認識して解説する。対話形式で詳細な情報を引き出せる。

Pixel 10には「Notebook LM」アプリがプリインストールされる。レコーダーアプリで録音した会議の文字起こしデータや、Pixelスクリーンショットで保存した画像内のテキストを直接共有できる。長時間の会議録音をポッドキャスト形式の音声概要に変換する機能も搭載している。

Notebook LM
AIアプリ「Notebook LM」は、Pixelのレコーダーアプリと直接連携できるようになった(筆者撮影)

視覚障害者向けの「ガイド付きフレーム」機能も強化された。音声と振動で被写体を正確に捉えられるよう支援する。

日本市場の要望を反映した3眼カメラ

基本モデルのPixel 10の最大の特徴は初の3眼カメラを搭載したことだ。5倍光学ズーム対応の望遠レンズを新たに採用した。デジタルズームと組み合わせれば20倍まで撮影できる。従来の基本モデルは広角と超広角の2眼構成だった。

Proモデルはさらに進化している。5000万画素の広角カメラは手ぶれ補正の効果範囲を2倍に拡大した。4800万画素の望遠カメラは100倍ズーム対応の「超解像ズーム Pro」を搭載している。この機能はPixelカメラ初の拡散モデル(生成AIによる画像補完技術)を使い、遠距離被写体の詳細をAIが復元・再構成する。

超解像ズーム Pro
Proモデルは生成AIによって超望遠の画像を合成する「超解像ズーム Pro」を搭載する(筆者撮影)

4200万画素のセルフィーカメラは103度の広角撮影に対応し、グループ自撮りが楽になった。

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