電話も撮影もAIが先回り支援するPixel 10シリーズ登場。通話時に予約メールを表示、撮影はGeminiが構図を指導

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Pixel 10シリーズは業界で初めてC2PA(コンテンツ認証)をカメラアプリに組み込んだ。生成AIの偽画像が社会問題化する中、写真の「出生証明書」のような仕組みを提供する。

撮影時から編集履歴まで、すべての情報が改ざんできない形で画像ファイルに記録される。「2025年8月28日にPixel 10で撮影し、その後明るさを調整した」といった履歴が残る。SNSで拡散された画像でも、オリジナルかAI加工品かを誰でも確認できる。Googleフォトでもこの認証情報を表示できる。

プルナスキー氏は「AIが進化する中で、ユーザーが画像の加工履歴を理解することは極めて重要」とフェイク画像対策の意義を語った。

世界初のIP68防水折りたたみスマホ

Pixel 10 Pro Foldは折りたたみスマホとして世界初のIP68防水防塵規格を取得した。ギアレスヒンジを採用し、前世代比で2倍の耐久性を実現している。10年以上の折りたたみに耐える設計だ。

Pixel 10 Fold
折りたたみ型のPixel 10 Fold(筆者撮影)

内側8インチのSuper Actua Flexディスプレイと外側6.4インチのActuaディスプレイはどちらも最大輝度3000ニトに対応する。5015mAhの大容量バッテリーを搭載し、30分で50%まで充電できる。

薄型化を追求する競合について問われたプルナスキー氏は「薄さより耐久性とバッテリー寿命を優先した。高額製品だからこそ長期間安心して使える堅牢性が重要」と答えた。

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