「アイドルは"人生をかけた長編小説"」「昔は"青春を売る仕事"と思っていたけど…」アイドル“2周目”の人生を選んだ"ぁぃぁぃさん"の大胆告白

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アイドルとして、通算14年。エビ中の転校後には「アイドル」を名乗らない時期も。アイドル界では前歴を「前世」というが、ぁぃぁぃさんは「前世を利用してはいけない」とすら思っていた。

しかし、いまでは「得意なことを前面に出すほうがいい」と前向きに生きる。

「TOKYO IDOL FESTIVAL 2025」でも昔と変わらぬ “ぁぃぁぃ”がいた(撮影:ポテヤマムラ、提供:EverBlue)

アイドルは「人生をかけた長編作品」

立ち上げからかかわるMaison de Queenでは、グループへのアイデアも出す。エビ中時代の経験も糧に「アイドルを理解できている」と、痛感してやまないという。

「デビューから毎日、グループのことしか考えていないほど夢中になっています。アイドルの作り方は知らなくても、活動で何が必要かをわかっているつもりだし、グループの『力になれているかも』と思えるのがうれしいです」

アイドル復帰には、かつてのイメージを強く持っているファンから反発の声もありそうだが、叩かれることはなく「もしあっても、知らないフリができれば」と明るい。

「たぶん『廣田あいか』としての理想をまだ、持っている人もいるとは思うんです。でも、いまのグループではじめて推してくださる方もいますし、昔から見守ってくださっている方には『昔は昔、今は今』でいてほしいなって。一時期あった、アイドルである自分への抵抗もなくなり、いまは『アイドルであるのがカッコいい』と再定義できました」

アイドルは仕事というより「人生とリンクする長編作品のような感覚」だと表現するぁぃぁぃさん。そこにあるのは、ステージに立つ人間の「リアル」であり、だからこそ「誰かの心」を揺り動かせるのだろう。

ライブアイドルとしての誇りを胸に、ステージで今日も力強い歌声を届けている。

【この記事の前半】
「"特殊な職業"アイドルを通算14年」「一度は卒業、決めたけど…」それでも辞めない理由 “ぁぃぁぃさん”復帰の裏側
カネコ シュウヘイ 編集者・ライター

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Shuhei Kaneko

1983年11月8日生まれ。埼玉県出身。編集者・ライター。成城大学文芸学部卒。20代後半に自動車系雑誌の編集プロダクションから独立。以降、フリーランスとして活動を続ける。ライブへ月4〜5回通うほど根っからのアイドル好きが講じて、2014年頃からはエンターテインメント分野を中心に、取材・執筆へ尽力する。雑誌、Web、書籍と媒体は問わず。ブックライターも担う。

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