SUV以外の選択肢、新型BEV「A6 e-tron」シリーズ発売。スポーツバックとアバント、スポーツグレードのS6も設定、アウディ電動化戦略の行方

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ほかにも、ドライブモードを「B」にすると、アクセルペダルの操作だけで加減速を行える「ワンペダル操作」を使うこともできる。とくに、アクセルペダルを離した際には、強力な回生減速が発生するため、ブレーキペダルをほぼ踏まずに速度調整などが可能だ。

充電時間について

BEVで走るために必須なバッテリーへの充電。A6 e-tronシリーズは、自宅での普通充電はもちろん、出先でも普通充電または急速充電の施設を利用することができる。充電時間は、例えば、アウディ独自の充電施設「PCA」で150kWの急速充電器を利用する場合、充電状態(SoC)10%から80%の充電を約35分で完了できる。

ちなみに、このPCAとは、Premium Charging Alliance(プレミアム・チャージング・アライアンス)の略。アウディ、ポルシェ、フォルクスワーゲンのEVオーナーが利用できる充電サービスだ。各ブランドの販売店などに設置された最大150kW出力のCHAdeMO規格急速充電器の利用が可能で、2025年7月現在、全国に395基を設置。利用には、月額基本料金1800円/月と都度充電料金が必要だが、BEVの新車を購入したユーザーの場合、利用登録後の1年間は無料だ。e-tronユーザーであれば、ぜひ利用したいサービスのひとつといえるだろう。

内装について

A6 Sportback e-tronのインテリア
A6 Sportback e-tronのインテリア(写真:三木 宏章)

インテリアでは、運転席と助手席の前に「MMIパノラマディスプレイ」を採用。ステアリングの奥にある11.9インチの「アウディ・バーチャルコックピット」と、センターにある14.5インチ「MMIタッチディスプレイ」は、いずれもインストルメントパネルに絶妙にマッチしたデザインを採用。運転に必要な情報を見やすく表示する高い機能性だけでなく、高級で快適な室内空間の演出にも貢献する。また、助手席用には、オプションで10.9インチの「MMIフロントパッセンジャーディスプレイ」を設置することもできる。これにより、助手席の乗員はドライバーの運転を妨げることなく、エンターテインメントコンテンツなどを楽しむことが可能だ。

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