「高校不登校→2浪」高校は受け直し…どうしても早稲田に行きたくて明治で2度の仮面浪人をした彼が振り返る戦略ミス

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こうして一般受験での同大学への進学を決めたmisatoさん。ようやく英語漬けの日々から解放され、落ち着いたかと思いきや、早稲田大学への思いが以前にも増して増幅してしまったようです。

どうしても早稲田に行きたい

2浪で明治大学文学部史学地理学科西洋史学専攻に進学したmisatoさん。新しい学部では勉強内容も楽しかったと言いますが、それよりも早稲田大学へのコンプレックスのほうが大きかったと語ります。6月までは頑張って学校に通いますが、とうとう思い詰めてしまい、適応障害の診断を受けました。

「診断を受けてからは心療内科に通いながら学校に通いました。ただ、春学期には結局2単位しか取れなくて、後期は病気の診断書を学校に提出して休学しました。病気になっているとき、今までの人生を振り返っていたのですが、成功体験が何もないと思ったんです。だから、受かるまで諦めずに受けてやろうという気分になって、武田塾のアルバイトで受験費用を稼ぎながら、明大前の図書館の4階にこもって、早稲田の赤本を解いていました」

「病気になって最初のほうは2時間程度しか勉強できなかった」と語るmisatoさん。それでも10月くらいからはだんだん勉強時間が増えていき、8~10時間は安定して確保できるようになってきました。

1浪目からずっとE判定だった模試も、早慶オープンで初めて偏差値65を獲得し、C判定をとれたことが自信になったそうです。

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