「高校不登校→2浪」高校は受け直し…どうしても早稲田に行きたくて明治で2度の仮面浪人をした彼が振り返る戦略ミス

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いじめた相手を見返したかったことと、いい順位を取ればゲームを買ってくれるということもあって100人中40位程度だった成績は、中1の終わり頃には10位以内に入れるようになります。

ゲームをやりすぎて没収された中2では成績が20位程度に下がるも、全体の上位であったのは変わりませんでした。そんなmisatoさんは、中3の頭くらいに高等専門学校に入ろうと思い始めます。

「当時の僕の得意科目は数学と理科でした。その状況で、親が高専に入ったらスマホとパソコンを買ってあげると言ってくれて、勉強の熱に火がつきました。それで群馬工業高等専門学校に入学することができました」

不登校になり引きこもりに

群馬県でも屈指の難関高専に入ることができたmisatoさん。しかし、入ってすぐに勉強についていけなくなります。その原因は、ゲームセンター通いでした。

「今まで地元は田舎だったのでゲーセンに行こうとしても遠かったのが、高専はゲーセンが近くにあったから行きやすかったんです。それで通い詰めているうちに勉強についていけなくなり中途退学をすることになりました」

不登校になり引きこもっている中、もう一度人生をやり直して普通の高校生活を送ってみたいと思ったmisatoさんは、高校浪人を経て埼玉県立飯能高等学校に入り直します。

「高校浪人をしたことを3年間隠していた」と語るものの、学校生活自体は平和で楽しかったそうです。

高校では同級生が240人いて、模試では校内1~2位になるほどだったmisatoさん。しかし、高専を中退してしまったことが彼の中でコンプレックスとなってしまったことから、高校2年生の秋から難関大学に進学することを目指して本格的な受験勉強をしようと考えます。

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