「高校不登校→2浪」高校は受け直し…どうしても早稲田に行きたくて明治で2度の仮面浪人をした彼が振り返る戦略ミス

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「高校からは塾に通っていたのですが、授業のスタイルが合わなかったので、独学中心でやっていました。『武田塾チャンネル』を見て参考書の情報を仕入れつつ、英語に力を入れて頑張っていましたね。高2のときの志望校は『はなおでんがん』(大阪大学出身のYouTuber)に憧れていたので大阪大学でしたが、高3のときには校風に惹かれて早稲田を志望し、3教科の勉強に絞りました」

高校3年生の夏時点の模試の3教科偏差値が56だったmisatoさんは、苦手だった国語の対策に力を入れたこともあり、センター試験では8割を記録します。入試で使える英検も、勉強を頑張って高校2年生の3月で準1級を取得しました。

しかし、文学部・文化構想学部・教育学部の3つを受けた早稲田大学にはすべて落ちてしまい、明治大学、学習院大学、高崎経済大学などの合格校の中から明治大学の国際日本学部に進学を決めました。

入る学部を間違えた

こうして大学受験では浪人をせずに明治大学に入ったmisatoさん。しかし、彼は入学してすぐに仮面浪人をする決意をします。その理由は、「早稲田に受かりたかったから」と「英語が苦手なのにこの学部に入ってしまったから」。

「早稲田に受かってやるという気持ちと、この学部を抜けてやるって気持ちが半々でした。英語以外の科目は単位が取れたのですが、どうしても英語が肌に合わずに単位を結構落としてしまいました。英検利用入試を使えるかどうかで受験校を選んでしまったので、それが失敗でした」

高校1浪と仮面浪人の1浪を合わせた2浪目は、夏休みから秋学期が始まっても勉強に専念。秋学期に2週間だけ通った後は休学し、明治大学の和泉キャンパスに通って8~10時間程度の受験勉強をしていました。

受験費用は武田塾のアルバイトで賄ったmisatoさんは、この年も早稲田大学は文学部・文化構想学部・社会科学部の3学部を受験。しかし、またしても全滅に終わり、合格した明治大学文学部史学地理学科西洋史学専攻と、立教大学文学部史学科から明治大学文学部史学地理学科西洋史学専攻に進学することを決めます。

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