≪文字遊戯≫世界のすべてが漢字で構成されたゲームの衝撃 Nintendo Switch向けに配信された独特のシステムとは?

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ゲーム画面
巨大な「足」に襲われるシーン。足の造形があまりにもざっくりとしているが、この足の持ち主の顔もさらに簡素(画像:任天堂公式サイトより)

グラフィック重視の時代に登場した稀有な作品

『文字遊戯』は漢字で構成された世界というフックはあるものの、やはりどのゲーム画面を見ても文字だらけである。かなり抽象的で、衝撃的なシーンもあるのだがそこでは漢字が活かされているというより、アスキーアート(文字や記号で絵を表現するもの)としての驚きになっている。

また、文字や漢字を使ったパズルには無理を感じる場面もいくつかあった(もっともこれは、気になる部分が数える程度に抑えられているローカライズが見事だといえる)。エンディングに関しても賛否がありそうだ。

いずれにせよ、『文字遊戯』はなかなか類を見ない珍しいゲームであることは間違いないし、ローカライズ版は日本語話者しか楽しめない独特の作品に仕上がっている。紛れもなく稀有な「漢字で成り立っているゲーム」だ。

渡邉 卓也 ゲームライター

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わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

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