あえて言えば、自分が思っていることがルールでしょうか。「仕事が終わるまでは、何時間でも残業するのは当たり前」と思っているサイコパスにとっては、残業しない人間のほうがルール違反をしていることになります。
たまたま逮捕されていないだけ
さて、そんなサイコパスなのですが、ごく普通に社会人として生活しているサイコパスと、サイコパスの犯罪者にはどこかに違いがあるのでしょうか。
結論から言うと、「違いなどはない」ということがわかっています。
米国ジョンズ・ホプキンス大学のレベッカ・フィクスは、大学生のサイコパスと、犯罪者のサイコパスの違いについての研究を行っているのですが、得られた結論は「まったく違いがない」ということでした。
唯一の違いがあるとしたら、大学生のサイコパスはまだ逮捕されたことがない、ということだけだとフィクスは述べています。
サイコパスの経営者や上司は、今のところたまたま社員に訴えられたことがないだけなのかもしれません。
悪いことをしているくせに、たまたま今まではうまくいっていただけかもしれないのです。
サイコパスの上司は、労働基準法などはまったく守る気もなく、信じられないほどの仕事を部下に求めます。
そういう上司に考え方を改めてもらうためには、やはり訴えるしかありません。
「あなたがやっているのは完全に法律違反でアウトなんですよ」ということをわかってもらうためには、やはり訴えるべきでしょう。
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