「ライブパフォーマンスのはずがご飯タイムに!?」「今、飼育員が水槽に落ちた?」《水族館のライブ》笑顔の飼育員のただならぬ裏側

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水族館飼育員のただならぬ裏側案内
(画像:『水族館飼育員のただならぬ裏側案内』)

サインはどこの水族館でも同じ?違う?

このサイン、じつは全国共通ではない。なのでほかの園館から引越してきた海獣に対しては、移動元で使用していたサインを用いながら、徐々に移動先のサインに慣らしていく。

水族館飼育員のただならぬ裏側案内
(画像:『水族館飼育員のただならぬ裏側案内』)
水族館飼育員のただならぬ裏側案内
『水族館飼育員のただならぬ裏側案内』(集英社インターナショナル)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

新しくサインを開発することもある。ひとりの飼育員が担当するのだが、生きものにサインを覚えてもらえば終わりではない。ほかの飼育員がそのサインを出して成功したときに、やっと完成するのだ。

サイン出しには微妙な個人差がある。自分のサインを撮影して、カッコ良く見える角度などを研究しているらしい。

ライブのとき、絶妙なタイミングでジャンプできるよう計算しながらサイン出しをする飼育員。その笑顔の裏には努力が隠されているのだ。

なんかの菌 生きもの系イラストレーター

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なんかのきん / Nanka no Kin

1983年、長野県に生まれる。神戸大学大学院にて美術史学を専攻。水族館の採用試験で物好きな館長に採用され、海水魚の飼育員を経て社会教育を担当する。現在は生きものを中心としたイラスト制作などを請け負っている。著書に『水族館飼育員のキッカイな日常』(さくら舎)がある。『イップ・マン』のドニー・イェンに憧れているので木人椿が欲しい。

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