その「ストーリー理解」では浅すぎる
ある物事について考えるには、いろいろな角度から捉える必要があります。たとえばA国とB国が戦争状態にあるとして、A国から見ればB国は悪、B国から見ればA国が悪となる。これを第三者として考えるときに必要なのは、どちらか一方の側に立って対立国を非難することではなく、まず両方の立場や事情を知ることでしょう。
具体的に言えば、ウクライナに侵攻したロシアを西側諸国の視点だけで悪者扱いするのも、パレスチナへの爆撃をやめないイスラエルを人道的観点だけで悪者扱いするのも、見方が偏っているということです。
世の中の大半のことは、そう簡単には割り切れない。ならば誰に正義があるかを問うのではなく、それぞれの立場や事情を理解したうえで、改めて自分のスタンスを明確にし、「では、どうするのが一番妥当か」を考えることが大事だと思います。



















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