投資家歴20年の税理士が指南する「築古戸建て投資」のメリットと落とし穴。不動産投資「トレンドのつかみ方」と「“裏”の取り方」とは?

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リフォーム中の一戸建て
「ボロ戸建て投資」を始める人が増えているそうです(写真:Graphs / PIXTA)
「貯金は安心で、投資は怖いもの」という考え方から抜け出せない人は今も多いことでしょう。そのような投資初心者のために、税理士であり、投資歴20年・運用総額10億円以上の投資家でもある永江将典氏は、「守り」を軸にした基本的なお金と投資の知識を身につけ、投資先さえ誤らなければ、誰でも手堅くお金を増やすことができる、と話します。
そこで永江氏の新著『頑張って稼いだお金を目減りさせない 税理士が教える 守りまくり投資術』より一部を抜粋、再編集し3回にわたってご紹介。第3回の本記事ではなるべくお金を減らさず、投資でお金を増やす方法の1つとして、築古戸建て投資で広がる可能性について考えます。
【あわせて読む↓】
借金が10億円近くある私に「負債を背負っている」プレッシャーがない理由。「お金の流れを把握」→「お金を貯めるステージに立てる!」
《大増税時代》は自分の身は自分で「守る」が基本。「貯金は安心で、投資は怖いもの」の考えから脱却できない人が知るべき「本当に怖いこと」

"ボロ戸建て投資"を始める人が増えている

現在の不動産投資におけるトレンドとして、「ボロ戸建て投資」というジャンルがあることはぜひ知っておいてほしいと思います。ボロ戸建て投資とは、戸建て住宅を安価で、究極的にはタダで譲ってもらい、それをリフォームして賃貸に出すことです。

最近は空き家が社会問題になっていますが、その空き家には当然持ち主がいます。ただ、さまざまな事情でそこへ住めないまま放置しておくと、困り事が起きるのです。

たとえば、赤の他人がいつの間にか住み着いてしまったり、草が生い茂ってしまって苦情が入り、遠方からわざわざ草刈りだけをしに来なければならなかったり、固定資産税を毎年払わなければならなかったりします。

「それなら、もうこの空き家はいらない」と思っている人から安価で、もしくはタダで譲ってもらい、リフォームを行って賃貸に出すケースが増えつつあるのです。

私も330万円で買った空き家を、年72万円で貸そうとしているところです。埼玉県幸手市にあり、幸手駅から徒歩12分に位置する住まいです。築44年の中古戸建て住宅で、リフォームに50万円ほどかけました。

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