投資家歴20年の税理士が指南する「築古戸建て投資」のメリットと落とし穴。不動産投資「トレンドのつかみ方」と「“裏”の取り方」とは?

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オフ会に参加すれば、実際に動いている人から話を聞けるでしょう。

ボロ戸建て投資、どのようにして裏を取る?

実際にオフ会などで、ボロ戸建て投資をしている人の話を聞いても、なかには怪しい人がいたり、怪しい物件があったりします。

私の場合、その判断や見極めは、その人と一緒に物件を見に行って行います。物件を一緒に見に行けば、その人が本物かどうかわかると思っているからです。

たとえば、Xなどで知った人が開催するオフ会へ参加したとき、「私もやっています」と言っている人に「見せてもらってもいいですか?」とお願いすれば、見せてくれることが多いのです。やはり、「怪しいな」と思ったら裏を取るために、現物を確認するのが最善の方法です。

「怪しい・怪しくない」の判断基準は、実態があること、つまり物件が存在することです。実際に見に行けば、物件が存在していることは確認できますね。

ほかに行うとすれば、その人の名前がわかるのなら、登記簿を入手して物件の所有者を確認することです。所有者の名前が確認できるので、その物件が本当にその人のものなのかが確かめられます。

最重要なのは、実態があることであり、実態がないならダメ、と判断すればいいのではないでしょうか。

最近はYouTubeに動画をアップしている人も多いので、そこで物件を修繕しているシーンなどを確認すれば、裏を取れるかもしれません。

ちなみに、ボロ戸建て投資にしても通常の不動産投資にしても、購入以外にかかる主なランニングコストは、次の3つです。

・管理会社に支払う手数料:2.5~5%

・固定資産税:家賃の半月~1カ月分

・銀行に支払う借入利息

不動産投資は、家賃として入ってきたお金ですべてを賄うのが基本です。ですから、家賃がきちんと入ってくる物件を探すことが、もっとも重要です。

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永江 将典 公認会計士、税理士

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ながえ まさのり / Masanori Nagae

税理士業の他、4つの会社を運営する複業オーナー経営者。1980年愛知県生まれ。2003年、早稲田大学理工学部応用物理学科卒業。2003年、公認会計士試験に合格し、監査法人トーマツへ入社、一部上場企業の監査や株式公開支援など約30社を担当。社会のレールに乗せられ、自分のやりたいことが見つからないまま、気づけば嵌ってしまっていた「社畜」の沼。月間残業200時間超えの生活に疲弊し、2008年、トヨタへ転職。現在は、東京丸の内、新宿、横浜、大阪の店舗を運営するオーナー経営者となる。

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