じつは私、借金が10億円近くあります。それは投資用不動産を買うために借りたものです。でも、負債を背負っているというプレッシャーは、まったくありません。
住宅ローンなら自分の収入から返済しなければならないのですが、投資用マンションなら入居している人たちが返済のお金を払ってくれるからです。簿記の考え方では同じ負債であっても、このような負債ならいいと思いませんか?
つまり、支出を減らしながら資産を増やし、自分で負担しなければならない負債を減らしていきましょう、ということです。このように生活をシフトしていくなかで、投資で入ってくる収入で生活費を賄えれば、働かなくていいという究極の状態を作れるのです。
「お金の増やし方」
実際、お金を増やせる人は「お金の増やし方」を知っています。たとえば100万円を投資して毎年5%の利回りを得られるとします。このお金を使わずに、そのまま運用し続けると、どうなると思いますか?
最初は5万円だった利息が、30年後にはなんと20万円もの利息がつくのです。これを「複利」といいますが、知っていれば「利息は使わずに、大切に増やしていこう」というモチベーションになるのではないでしょうか。知っているか知らないかで、行動が大きく変わってくるということです。
固定費を減らすことも重要です。
企業の会計では、出費を「変動費」と「固定費」に分けて管理しています。変動費とは、その名の通り毎月変動する出費であり、代表的なのはモノを作っている企業の原材料費です。
たくさん売ろうと思えば、原材料をたくさん仕入れますよね。一方で固定費は、売り上げに関係なく必ずかかる費用です。
たとえば、オフィスを借りている企業の家賃などが、固定費です。一般的に、固定費を抑えたほうが利益は上がるとされているのです。
個人の家計でも、支出は変動費と固定費に分けられます。じつは、固定費を把握し、しっかりと管理することが、お金を貯めるのにとても大事なポイントです。
たとえば、家賃や定額のサブスクのような毎月出ていくお金を削ることができれば、その分を貯蓄に回すことができます。一方で、ただ支払い続けるだけなら、時間が経つほどその額が累積していくのです。
毎月5万円、勝手に出ていくお金を抑えれば、年で60万円、30年で1800万円も違ってきます。固定費を削る発想を持てば、年数が経つほど非常に大きな金額になるということです。
たとえば、スマートフォンを格安SIMに変えることで月5千円ほど出費が減らせれば、それだけで年6万円、30年で180万円の節約です。1年で見れば気にならないかもしれませんが、30年単位で考えるととても大きな影響があると知っておきましょう。
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