「“木彫り”のだんご」「本物のだんご」はどっち? ヨックモック、うなぎパイ…木でできた食べ物に驚きまくり

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まだ何になるかわからない シガール
(写真:『まだ何になるかわからない』より)

たとえば「シガール」のサクッとした食感は、生地を巻いている独特な形状や、生地の気泡の混じり具合から生まれているのではないか。バターや砂糖の香りが感じられるのは、真ん中に空洞があり、そこから口の中に流れてくるのではないか……。

シガールの透明の袋づくりにも挑戦

まだ何になるかわからない
『まだ何になるかわからない』(実務教育出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

このように「おいしい」につながる商品の細かな特徴、生地のつくり方や形のこだわりを観察し、それらを感じられるように、木彫りの表現にこだわっていったんです。

くわえて、リクエストをくれた妹や見てくれる人たちに、もっと「驚き」を届けたいと思い、「シガール」の透明な袋までも木でつくることに挑戦しました。透けて見えるように、袋の内側も描き込んだんです。

シガールの「サクサク」した生地の食感をつくるため、生地を巻いている独特な形状や、生地の気泡の混じり具合を忠実に再現しました。微妙な焦げ目がついているようなグラデーションもこだわりの一つ。後ろの透明な袋も木彫りでつくっています。

まだ何になるかわからない シガール
(写真:『まだ何になるかわからない』より)

この「シガール」の投稿も、ものすごく話題になりました。

「本当に木でできているの!?」「袋も木なんて信じられない!」

バズり始めたタイミングで、ヨックモック公式アカウントが引用投稿してくれて。このできごとが、僕の活動に大きな発見をもたらすことになりました。

前編:『これ、木彫りなの? 《カップに勢いよく注がれるコーヒー》を木で再現したらこうなった!
キボリノコンノ 木彫りアーティスト

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Kibori no Konno

「木彫りであっと驚くもの」をコンセプトに作品づくりをしている木彫りアーティスト。2021年、公務員をしながら趣味で木彫りを始め、本物そっくりのコーヒー豆をSNSで投稿したところ一躍話題に。「溶けかけの氷」や「シガール」「注がれるコーヒー」など数多くの作品が、フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」などのメディアでも取り上げられている。2023年に木彫りアーティストとして独立。現在は日本全国で個展「キボリノコンノ展」を巡回中。著書に『どっち?』(講談社)、『キボリアル』(玄光社)、『なにができる?』(PHP研究所)などがある。

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