これ、木彫りなの? 《カップに勢いよく注がれるコーヒー》を木で再現したらこうなった!

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2、泡を穴で再現

コーヒーが水面にぶつかったときにできる気泡を再現するため、表面に小さな穴を彫っていく。穴の中に陰影がつくことで「へこみ」を「でっぱり」に錯覚するので、穴が泡に見える。

木材に穴を彫る
(写真:『まだ何になるかわからない』より)

空中のコーヒーはどう表現?

3、濃淡を調整

注がれている途中の、空中のコーヒーには、透けるような感じを出したい。さまざまな濃さの茶色い絵の具を、筆で塗っては部分的に布で拭きとり、濃淡をつくる。

絵の具を塗る
(写真:『まだ何になるかわからない』より)

4、つやを出す

絵の具だけでなく、つや出しのニスを使って光沢を出す。これがコーヒーの液体感のポイントに。水面の部分はゆらめくように彫っておき、つやを出すことでゆらぎに見える。

つやを出す
(写真:『まだ何になるかわからない』より)
まだ何になるかわからない
『まだ何になるかわからない』(実務教育出版)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
【写真を見る】これは本物のコーヒー? 木でできたコーヒー? 木彫りコーヒーはどうやって作られているの?
キボリノコンノ 木彫りアーティスト

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Kibori no Konno

「木彫りであっと驚くもの」をコンセプトに作品づくりをしている木彫りアーティスト。2021年、公務員をしながら趣味で木彫りを始め、本物そっくりのコーヒー豆をSNSで投稿したところ一躍話題に。「溶けかけの氷」や「シガール」「注がれるコーヒー」など数多くの作品が、フジテレビ「奇跡体験!アンビリバボー」などのメディアでも取り上げられている。2023年に木彫りアーティストとして独立。現在は日本全国で個展「キボリノコンノ展」を巡回中。著書に『どっち?』(講談社)、『キボリアル』(玄光社)、『なにができる?』(PHP研究所)などがある。

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