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キャリア・教育 #近視は病気です

なぜ海外のエグゼクティブは学び続けているのか? ビジネスマンが成長するための「勉強のススメ」

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  • 田村 耕太郎 国立シンガポール大学リー・クワンユー公共政策大学院兼任教授、2022~2026年一橋大学ビジネススクール客員教授
  • 窪田 良 医師、医学博士、窪田製薬ホールディングスCEO
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田村:もちろんあります。シンガポールでは多くの人が3年か4年で会社を辞めていきます。大学の職員もそうです。「明日辞めます」なんてこともざらなんです。以前、ある企業で「こんなに辞めてしまうのに、なぜトレーニングをするのですか?」と聞いたことがあるのですが、「もしトレーニングをしなければ人は来ないから」と。トレーニングをしない企業は、悪い口コミが一気に広がる。すると、新しい人材が来なくなるのだそうです。

それに、他の会社でもトレーニングをしているので、逆にいい人材が入って来ることも。どの会社でもやっていることですから、結果的に損にはなりません。

窪田:考え方ですよね。どんどん成長の機会を与えることが、企業にとってもよい循環になっている。

田村:残念ながら海外では日本企業は人気がないのですが、それは給料が安いことよりも、トレーニングの機会がないからなんです。海外に出て勉強をさせてもらえないから、成長できないと思われている。

社員が学び続ける環境を作ることが、企業の強みになる

窪田:企業の利益を追求するだけでなく、いかに社員が学び続けられる環境を作るかが、これからの企業には求められているのですね。

田村:おっしゃる通りです。アメリカでは幹部たちが集まり、1週間ほどグランドキャニオンでキャンプをする企業もあります。そこにはビジネススクールの講師も参加して、チームビルディングを学ぶのだそう。日本でもそういった投資がもっと増えるといいですよね。

私が「学び」をテーマに本を書いたのも、世界中にそうやって勉強し続けている人たちがいることを知ってほしいと思ったからなんです。

窪田:若い人たちだけでなく、企業で社員の教育にあたっているような方たちにも、ぜひ読んでもらいたい1冊ですね。

次回は、学びの原動力となる「好奇心」の生み出し方と、田村さんの娘さんが「メガネをかけなくてよくなった」という、近視の抑制効果が期待できる「クボタグラス」についてお話をします。

(構成:安藤梢)

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