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【セリカやシルビア、プレリュードが作り出した懐かしのジャンル】昭和の時代にブームとなった「スペシャリティカー」の歴史を振り返る

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廉価な標準車に追加できる装備として、V型8気筒エンジンやディスクブレーキなどが設定されており、予算に応じて高性能化することもできた。

アメリカ俳優のスティーブ・マックィーンが主演した「ブリット」という映画で、主人公がマスタングに乗り、サンフランシスコの市街でカーチェイスを演じたことも、マスタング人気を押し上げたひとつではないだろうか。

マスタングの競合として、GMからシボレー「カマロ」が誕生し、それはのちにポンティアック「ファイアーバード」という兄弟車も生み出す。

今は失われたスペシャリティカー

2025年9月発売予定のホンダ新型プレリュード。じつに24年ぶりの復活となる(写真:本田技研工業)

クルマの発展は、馬車の延長としたオープンカーを主体としながら、より快適な移動をもたらすセダンを生み、そこから高性能さを見せるクーペが登場する。ほかに、馬車の時代からあるワゴンもつくられた。

そうした定型となる車種がひととおり広まったところで、より多様性を備え、かつ上質さを覚えさせる存在として、スペシャリティカーが生まれたのではないか。

それが、ミニバンとSUVによって、一掃されたのが今日である。

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実用車としてのセダンやワゴンはミニバンに集約され、スペシャリティカーはSUVに代わられたようだ。ことにSUVは、単に未舗装路で力を発揮する4輪駆動車としてだけでなく、舗装路でも俊足を誇り、またクーペのようなファーストバックの姿で特別な1台といった趣も表現するようになった。

背が低く、安定した疾走感がもはや価値を見いだしにくくなった今、スペシャリティカーを望む声は聞こえなくなったのである。

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