「アイス売れ筋ランキング」で読み解く5年連続市場拡大の裏側、猛暑で人気の≪定番&新作≫のブランド戦略とは?

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今年の新商品「ザ・メロン」や「ジェラート ショコラ&深紅のベリー」も好調で、前者は販売終了。後者も8月上旬に販売終了と聞く。上質感を踏まえた味が支持されている。

アイス PARM パルム
今年の期間限定品で人気を呼んだ「パルム ザ・メロン」(上)と「パルム ジェラート ショコラ&深紅のベリー」(下)(© 森永乳業)

一口アイスの先駆者「ピノ」は、49年目も好調

「ピノ」(森永乳業)の発売は1976年。パルム(同じ会社)がピノの知見も生かして商品開発したように、バニラアイスとチョコを組み合わせた一口アイスの先駆者的存在だ。

「来年で50周年のロングセラーにもかかわらず、5年連続で過去最高水準の売上推移です。シリーズ計で年間約13億粒食べられており、日本人全員が年間10粒食べる規模感です」(マーケティング本部 事業マーケティング部 冷菓事業部 マネージャー 橋川淳一氏)

発売当時も今も、レギュラーサイズは「1箱に6粒入り」。1粒(10ml)の大きさは、「最もみんなの口に合うサイズに設定している」という。

アイス ピノ  pino
上は来年で発売50周年となる「ピノ」(定番品)。下は期間限定品(9月中旬頃に販売終了予定)の「ピノ き・な・こ」(© 森永乳業)
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