「キレートレモン」なぜ女性人気に火がついたのか 女性がずっと解消したかった美容の悩みに応えた
2022年8月に発売された瓶飲料「キレートレモンMUKUMI」が、女性を中心にSNS等で話題になり、ブランド全体の販売量もここにきて急拡大している。
昔なじみの「レモン果汁飲料」の人気に再び火がついたのはなぜか? 発売元であるポッカサッポロフード&ビバレッジでブランドマネジメントを担当する室晃司担当部長に聞いた。
コロナ前2019年比で約130%に拡大
「キレートレモンは、レモンが持つ健康価値を体感できるブランドとして誕生しました。レモン果汁の“すっぱさ”と炭酸の“爽快感”が同時に楽しめます。
2024年上半期(1~6月)の箱数ベースで、キレートレモンブランドは前年比110%、コロナ前の2019年に比べると約130%に拡大しました。特に好調なのは瓶タイプのものです」(室担当部長)
現在はペットボトル飲料が約7割を占める清涼飲料水市場で、ここまで瓶飲料が好調なのは珍しい。以前からあった瓶のキレートレモンブランドの存在感を一段と高めたのは、コロナ禍で発売した新商品「キレートレモンMUKUMI」だった。
「瓶飲料の『キレートレモンMUKUMI』を発売した当時はまだコロナ禍でした。テレワークで自分の顔を見る機会が増えるなか、“一時的に自覚する顔のむくみ感を軽減”する飲料として訴求したのです。この言葉はパッケージにも表示しており、若い女性の間でSNSへの投稿なども通じて、人気が高まりました」(同)
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