「あの道路ヤバいって!」と関西・三重界隈が震撼…《事故発生率ナンバーワン》の自動車道「名阪国道」は、なぜ高速道路ではないのか?

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名阪国道を走るコツは「こまめに休む」!

名阪国道に進入してしまったら「こまめに休憩する」「スピードを出しすぎない」これに尽きる。時間がある方は休憩だけでなく、体力勝負のトラックドライバーに愛され続ける「名阪国道グルメ」を楽しみながらの、ゆっくり道中もいいだろう。

「味のお福」ホルモン定食
「味のお福」ホルモン定食。カメラが白飛びするほどツヤツヤ・デカ盛りの白飯(並)に注目(筆者撮影)
「おすみ」のホルモン定食
名阪国道直結のドライブイン内で営業していた「おすみ」のホルモン定食。ドライブインの閉業後に上野ICの2kmほど南側に移転している(筆者撮影)

中でも立ち寄ってほしいのは、上野PA(伊賀市)で営業している「味のお福」だ。

高速道路のサービスエリアにあるような開放的で明るい店舗ではないものの、店内は昔ながらの大衆食堂そのまま。ここで出される「どて煮」と山盛りの白ご飯は最高の相性で、このスタミナ補給でどこまでも走れそうな勢いをつけてくれる。

道の駅 針テラス
名阪国道から直接入れる「道の駅針テラス」。旧・都祁村の名産品やグルメが揃う(筆者撮影)

ほか、古き良きドライブインのたたずまいを残す「名阪関ドライブイン」(三重県亀山市)や、地元の農産物から温泉まで揃う「道の駅 針テラス」(奈良県奈良市)などもあり、「食べて休んで」の繰り返しで、体力・注意力をしっかりキープして運転できるだろう。

ただ、食堂系は比較的デカ盛りのお店が多く、胃袋の空き容量とタイヤの空気チェックは欠かさないほうがよさそうだ。

つまり、抜本的な改革や定期的な改善がなされていない以上、安全運転を心がけるしかないということだ。お盆の行楽シーズンでは、普段あまり車に乗らない人も運転することが増えるが、くれぐれも名阪国道には気をつけていただきたい。旅行は、行って戻るまでが旅行なのだから。

宮武 和多哉 ライター

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みやたけ わたや / Wataya Miyatake

バス・鉄道・クルマ・駅そば・高速道路・都市計画・MaaSなど、「動いて乗れるモノ、ヒトが動く場所」を多岐にわたって追うライター。政令指定都市20市・中核市62市の“朝渋滞・ラッシュアワー”体験など、現地に足を運んで体験してから書く。3世代・8人家族で、高齢化とともに生じる交通問題・介護にリアルに対処中。著書「全国“オンリーワン”路線バスの旅(既刊2巻・イカロス出版)など

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