春の遠足は、島の港に行き、釣り大会をするのが恒例行事。厳密な決まりはないが、自然と島の大人たちが集まり、小学生たちが港で釣りをする間に、船を出して沖合でカツオを獲ってきてくれる。昼の時間になると、魚を捌いてみんなで刺身を食べるのだ。大人も本気で遠足を楽しんでいる。
また、小中学校合わせて10人に満たない悪石島では、教育は手厚い反面、スポーツの人数が揃わず集団での遊びがしにくい。そんなときは島の大人たちも加わる。
「島民たちはソフトボール好きが多くて、しかも上手いんですよね。サッカーはある程度若手、といっても40代くらいまでの大人でやります」
奇祭「ボゼ祭り」で子ども大泣き
島の一大行事が、旧暦7月16日に行われる「ボゼ祭り」である。2018年にユネスコの無形文化遺産に登録され、一気に注目度が高まった。
ボゼは、400~500年前に、黒潮に乗って悪石島にやってきたとされている。踊りや唄の形で伝承されてきた。
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【ユネスコ無形文化遺産 奇祭「ボゼ祭り」の様子】
