DX化で「自前教育」では立ちゆかない新しい学校のかたち。ICTのノウハウ、人的リソースを持つ企業参入が不可欠な理由

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教室でタブレットを使う先生と生徒
今、学校教育を含む「公教育」のあり方に大きな変化が訪れている(写真:Fast&Slow/PIXTA)
VUCA、「人生100年時代」、AIの登場……。
技術と社会が大きく変わる今、教育界には、明治維新以来150年ぶりに大転換の波が訪れています。「誰もが学び続ける時代に求められること」を知ることが、子育てにとっても、キャリア形成にとっても大切です。
そこで、日本最大級の教育イベント創設者・大学特任准教授・学校法人理事など、さまざまな立場や役割で教育に関わる宮田純也氏が「教育の新常識」を解説します(全3回、今回は第1回)。

学校教育に訪れている変化の波

スマートフォン、生成AI、VRなど、日進月歩で進むテクノロジーにより、私たちの生活も仕事も大きく変貌しています。そんな状況下で、今日の学校が置かれている環境を説明します。

高度化・複雑化する社会に伴い、学校教育も高度化・複雑化を遂げています。特に主要な変化として、DX(デジタルトランスフォーメーション)が挙げられます。

経済産業省の定義では、DXとは「デジタル化により社会や生活の形・スタイルが変わること」です。ICT活用のレベルを表すSAMRモデルでは、「代替(Substitution)」「増強(Augmentation)」「変容(Modification)」「再定義(Redefinition)」の完了という4段階のフェーズを経てDXがおこなわれるとされています。

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