学校や病院ではどう対応?夫婦・親子・姉妹で名字が違う“別姓ファミリー”の暮らしのリアル。”事実婚”後14年経った現在の心境も聞いた
最後に、4人が「家族であること」を感じる瞬間について聞いてみた。
「うちでは、できるだけ毎日家族全員で食事をとるようにしているので、食卓を囲んでいるときに家族でいることを実感します。あとは、休日に家族みんなで出かけたりするときでしょうか」(水口さん)
「やはり子どもは親に似ているので、子どもたちの言動を見ていて『私も昔同じことをやっていたな』と感じると、親子だな、家族だなと感じることはありますね。
私も水口も両方とも料理ができるので、交代で食事を作っています。日曜の夜はパパが腕を振るってくれることが多いですね。あらかじめ、週末は何が食べたいか子どもたちと話すのですが、わが家の定番の献立はパパの得意料理だったりします。例えば、大きめの春巻きとか。2本食べると大人でも満腹になります(笑)」(橘さん)
当たり前だが、見過ごされがちなこと
共に食卓を囲み、子どもを育て、休日を過ごす。そうした日常の積み重ねの中に「家族の絆」がある。名字ではなく、日々のかかわりや思いやりが家族をつくっていく。水口さんと橘さんのお話から、そんな当たり前のようで忘れがちな事実に気づかされる。
そして14年間、夫婦として歩みながら、最適な道を探しながら選択を重ねてきたお二人。取材を通して、確かな”夫婦の絆”を垣間見た気がした。
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