オフィスビルが建っていたら、今の亀戸はなかった…「サンストリート→カメイドクロック」の変遷に見る、愛すべき下町・亀戸の奥深い歴史

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「Be ACTO」は、野村不動産が開発するマンション「プラウド」シリーズに紐づいている。実施されているのは亀戸のほか、神奈川県の日吉や埼玉県の武蔵浦和など、「プラウド」のある計5つの街だ。

「プラウドシティ日吉」と「SOCOLA日吉」
「プラウドシティ日吉」と「SOCOLA日吉」(筆者撮影)

「Be ACTO亀戸」の活動拠点も「プラウドタワー亀戸クロス」の中にあり、「カメイドクロック」で行われているわけではない。しかし、野村不動産が「亀戸」の街づくりに注力し、肝入りとなる商業施設「カメイドクロック」を開発したと見て取れる。

開発後の運営がいかに重要か

「カメイドクロック」のある地は、亀戸の街に恩返ししたいとの思いで開発された「サンストリート亀戸」によって、地域密着の文化が根付いた。

「カメイドクロック」の名称には、「“亀戸”の記憶を紡ぎ、新しい“時”を刻む生活創造拠点となりたい」(野村不動産ホールディングスニュースリリースから引用)との思いが込められている。

商業施設は開発して終わりではない。「カメイドクロック」は「サンストリート亀戸」の意志を受け継ぎ、開発後も地域に寄り添った運営を継続しているからこそ、亀戸の街をアップデートできたのである。

【前回の記事】再開発をすると街の魅力がなくなる…とは限らない!下町情緒を残しながら新風を吹き込んだ、亀戸の商業施設「カメイドクロック」はどう凄い? では、亀戸の街を魅力的に進化させた商業施設「カメイドクロック」を深堀り。ショッピングセンター偏愛家の坪川うたさんが、豊富な写真とともに詳細に解説している。
参考:『カメイドタートルズ
坪川 うた ライター・ショッピングセンター偏愛家

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つぼかわ・うた / Uta Tsubokawa

ショッピングセンター偏愛家・ライター。新卒で大型SCデベロッパーに就職。小型SCデベロッパーへの転職を経て、フリーランスに。国内外で400以上の商業施設を視察済み。宅建・FP2級。熊本大学卒。

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