「やる気が出ないときは松岡修造さんを見る」が心理学的にもオススメだという根拠。「くよくよ」していい!大事なのはリカバリー方法

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「このくらい大丈夫」と我慢してはいけません。私は、これまでのカウンセリング経験からも、くよくよするということは、自分のストレスにちゃんと気づけている証拠だと感じています。

気づかずに頑張りすぎて、心が限界を超えてしまうほうがずっと怖いのです。小さなことでくよくよするのは、物事をこまやかに観察し、周囲の人の気持ちに思いをはせているからこそ。ネガティブ思考やくよくよセンサーは、武器のひとつといえるでしょう。

くよくよするのをやめる必要はまったくありません。大切なのは、くよくよを蓄積させないこと。不安やイライラをかかえ込み、我慢し続けるほど、ストレスは硬く大きな石となって心にのしかかります。

重たい岩をどかすのは容易ではありませんが、小石ならばポイッと放り投げることができますね。ストレスは「感じない人」よりも、「ためない人」のほうが強いのです。

何かあったときに、サッと気持ちを切り替えたり、軽く流せたりする力。それは才能や性格ではなく、ちょっとした考え方や行動の癖で身につけていけるものです。

ストレス発散といえば、温泉旅行やぜいたくなごちそうなどを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、私はあまりおすすめしません。大きなご褒美のために我慢を重ねるより、日常生活のなかでこまめにくよくよ、イライラを解消していくほうが、ずっと効果的なのです。

くよくよしやすい自分を責めずに、ちゃんと手を差し伸べてあげる。そんな日々を、いっしょにはじめていきましょう。

やる気が出ないときは松岡修造さんを見る!

やる気が出ないときや、気分が沈んでいるとき、元気な人を見るとかえってしんどくなる気がする……。そう思ってしまう人も少なくないかもしれません。

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