「やる気が出ないときは松岡修造さんを見る」が心理学的にもオススメだという根拠。「くよくよ」していい!大事なのはリカバリー方法

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さらに、行動を振り返り、反省を次に生かそうとする姿勢は、成長のために欠かせない資質です。

くよくよをもたらす最大の原因は人間関係

ネガティブ思考は、人類が生き延びるために獲得してきたセンサーのようなもの。誰もが持つ“標準装備”です。

とくに、まじめな人、やさしい人ほど、くよくよセンサーがよく働く傾向にあるといえるでしょう。

もちろん、現代では「獣に襲われるかも」と毎日びくびくしながら暮らす必要はなく、日常的に命を落とすような危険にさらされることはなくなりました。けれど私たちの“くよくよ体質”は、そう簡単には変わりません。

20万年かけて身につけた習性は、急にはアップデートされないのです。こうして、現代人のネガティブ思考は、「命を守るため」ではなく、人間関係や仕事、将来の不安といった「社会的な悩み」のほうに向けられるようになりました。

「昨日の発言、あれで嫌われていないだろうか?」「今日のミスで信用をなくしてしまったかも」

本来は役立つはずの“先を見通す力”や“気づく力”が、今では私たちを苦しめ、生きづらさを感じさせるやっかいな存在にもなってしまったわけです。

とくに人間関係の悩みは、ネガティブ思考が集中しやすい領域。なぜなら私たちは、ひとりでは生きていけない社会的な動物だからです。

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